1950年設立。3年ごとに開催される、“全ロシア・サーカス・コンクール”の優勝者が多数在籍し、世界でもトップクラスのサーカス団としての呼び声も高い。日本には、“レニングラード国立舞台サーカス”として1991年に初来日を果たして以来、15年以上の来日公演において全国を回り各地好評を博した。
このサーカス団の特徴は舞台サーカスということであり、本来大きな特設テントを張って興行を行うサーカスは、ごく限られた場所のみでしか見られないものであった。そこでより多くの人が楽しめるよう国によって設立が決定されたのが“舞台サーカス団”。手品やジャグリングなどのこじんまりとした演目から始まったが、空中ブランコやアクロバットなど、サーカスの花形プログラムを取り入れ始め大規模化。その機動性の高さと充実した演目を併せ持ったサーカスとして、アフリカ諸国をはじめ、オーストラリア、アメリカ、ヨーロッパなど、世界からの招待を受け、その個性的な魅力を増している。