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ベンジャミン・フリス ピアノ・リサイタル 広島公演メイン画像
ベンジャミン・フリス ピアノ・リサイタル 広島公演
クラシック
🕒日時
2018年2月16日 (金) 18:45 開演(18:15開場)
<<イベントは終了しています>>
🏛会場
純音楽茶房 ムシカ
広島県広島市南区西蟹屋2丁目2―11
TEL:082-506-2255
🎫価格
自由席 3,400円
👥出演
レビュー投稿期間終了

ベンジャミン・フリス ピアノ・リサイタル 広島公演 について

スカルラッティ:ソナタK426、K461
フィールド:夜想曲第2番ハ短調
フィールド:夜想曲第4番イ長調
ショパン:ポロネーズ第8番ニ短調 作品71-1
ショパン:夜想曲第5番嬰ヘ長調 作品15-1
ショパン:舟歌
ブゾーニ:カルメン幻想曲
ベートーヴェン:ソナタ第15番ニ長調「田園」

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広大なレパートリーに反比例しない解釈の深さに驚愕
~使い込んだバーバリーのトレンチコートのような、深く奥行きある味わい~
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ベートーヴェンの頃からもう、英国はピアノ先進国だった。かの楽聖もわざわざロンドンのブロードウッドが造ったピアノをウィーンに取り寄せ、パリでは英国製ピアノを続々輸入、ロシアでもクレメンティやフィールドが英国発のピアノ文化を根づかせ、そうやってヨーロッパがピアノというものを知ってきたのが19世紀。かたや島国だからこその距離感で、大陸の美術や音楽と客観的に接しながら、どの国の文化もすべてバランスよく、かつ貪欲に味わってきたのも英国人たちだった。

そのピアノ大国・英国にあって、ロンドンの伝説的名教師マセイ(1858-1945)の系譜に連なるファニー・ウォーターマンの教えを受けたベンジャミン・フリスが織りなすステージの魅力は、何より選曲の妙にあらわれている。ショパンに先んじて夜想曲を続々書いたフィールドを軸に、18世紀のスカルラッティから近代人ブゾーニまで、ブレのない物語。膨大な数にのぼる彼の録音物を個々に聴いていたのではわからない、英国ならではの「さりげない洗練」に触れられる彼のリサイタルは、主催者たちの熱心な誘いにもかかわらず、英国でさえめったに実現しない。

かつてクリスティズやサザビーズなどの世界的美術オークションを養ってきた、趣味よく調えられてきた英国人たちの美術コレクションのように、鍵盤音楽史の流れに連なる逸品をバランスよく味わえる、そんな音楽の場 ― 千載一遇の機会が、ここに到来する。

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被爆後の広島で人々は音楽に勇気を与えられ、再び立ち上がった。それは焼け野原の中で、このムシカの蓄音機から流れる第九から始まったのであった。
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被爆翌年の雪舞う大みそか、広島市の音楽喫茶「ムシカ」の蓄音機から流れるベートーベンの「交響曲第九番」に、店内に入りきれないほどの人たちが集まった。店主の梁川(やながわ)義雄さんが、闇市で貴重な米と換えたレコード7枚の音色に、いてつく窓に耳をあて、漏れてくる「歓喜の歌」に市民は生きる勇気を得たと涙を流したという。

ヒロシマに勇気 音楽喫茶ムシカ「第九」伝説 ( 中国新聞2008年11月17日朝刊)
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=703

ベンジャミン・フリス BENJAMIN FRITH

ファニー・ウォーターマンの弟子。ダドリー・ナショナル・コンチェルト・コンクールに14歳で入賞し、サン=サーンスの第二番の協奏曲を演奏した。その直後、ハロゲイト国際音楽祭にデビューを果たす。ボルツァーノのブゾーニ国際コンクール最高位、および1989年のアルトゥール・ルービンシュタイン国際コンクールで優勝および室内楽賞を受賞したほか、多数のコンクールで入賞を果たす。 ルービンシュタイン国際コンクール後多くのオーケストラよりオファーが殺到。メータ指揮イスラエル・フィル、アツモン指揮ワルシャワ・フィル、ジョン・ウィルソンおよびサー・マーク・エルダー指揮ハレ管などと共演した。またインド、カザフスタン、イスラエル、エジプト、極東、北米などをリサイタルでツアーした。ASVレーベルおよびナクソスとレコーディング契約を結び、ジョン・フィールドの全協奏曲をノーザン・シンフォニアとの共演でリリースした。シューマンのダヴィッド同盟舞曲集の録音はBBCのラジオ3で非常に高く評価された。 その後室内楽に専念するようになり、とりわけグールド・ピアノ三重奏団で活動する。北米を定期的にツアーしており、ワシントン・ポスト紙は「音楽的な完璧さに極めて近い」と表している。またフリス・ピアノ四重奏団のメンバーでもあるほか、エリアス、エンペラー、エンデリオン、シリンガリアン、ウィハン、ダンテの各四重奏団ともしばしば共演している。 近年のレコーディングとしてはスタンフォードのピアノ協奏曲第2番をダンテ協奏曲(ソロ作品)とカップリングしたものがあり、これはBBC音楽マガジンで高く評価されたほか、グラモフォン誌でも「ディスク・オブ・ザ・イヤー2016」に選ばれている。 昨シーズンはウィグモア・ホールでシューマンのピアノ五重奏曲(エリアスQ)を演奏したほか、グールド・ピアノ三重奏団としてもウィグモア・ホールに登場し、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲を演奏する。また中国および日本でソロリサイタルも開催する。 英国ウェールズ音楽演劇大学の名誉会員である。
ベンジャミン・フリス
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