東京夜公演は充実の2時間プログラム!
スカルラッティ:ソナタK426、K461
フィールド: 夜想曲 第2番 ハ短調
フィールド: 夜想曲 第4番 イ長調
ショパン: ポロネーズ第8番 ニ短調 作品71-1
ショパン: 夜想曲第5番 嬰ヘ長調 作品15-1
ショパン: 舟歌
―――
ブゾーニ:カルメン幻想曲
ベートーヴェン:ソナタ第15番ニ長調「田園」
リーズ国際コンクールを創設した英国の偉大なピアニズ厶を継承する伝説の名教師 ファニー.ウォーターマンに師事。イギリス若手ピアニストの登竜門とされているダドリー・コンクールに若干14歳で優勝、次は反対に1986年ブゾー二国際コンクール第2位(1位なし)、1989年ルービンシュタイン国際コンクールに同じく年齢制限ギリギリで挑戦し1位に輝く。コンクール後ベートーヴェンのディアベリ変奏曲の録音を始め彼のCD5枚もグラモフォン・ベストCDガイドに選ばれ、シュ-マンのダヴィッド同盟舞曲集のCDはBBCラジオの“BUILDING ALIBRARY”の殿堂入り。
CDで注目を集めたフリスであったが突然、室内楽に特化すると宣言し現在に至るも、メンデルスゾーン、ジョン・フィールドのノクターンと協奏曲全曲、スカルラッティのソナタ等、ソロの録音はナクソス、ASVなど多数。室内楽の演奏会ではウィグモアホールの常連であり、シェフィールド、ハロゲー卜、ボルツァーノ、パサデナなどの音楽祭にも切れ目無く出演し続けている。
ズービン・メータやヴァーシャーリ・夕マーシュなどの指揮者との共演があるほか、ベルリン交響楽団、イスラエル交響楽団、BBC交響楽団、バーミンガム交響楽団、ポーランド国立交響楽団などと共演しキャリアを重ねて来た。一本筋の通った、地味だがぶれることのない燻し銀のような演奏。60歳にして初来日。