<アンドレア・ロスト>
1989年にグノー《ロメオとジュリエット》でハンガリー国立歌劇場にオペラ・デビュー。91年からウィーン国立歌劇場で《フィガロの結婚》、《ランメルモールのルチア》、《椿姫》等に出演し次々と成功を収め、耳の肥えたウィーンのオペラ・ファンに鮮烈な印象を与えた。スカラ座のプリマドンナとして《フィガロの結婚》、《椿姫》、《リゴレット》等で度々登場。ザルツブルグ音楽祭では、ショルティ、アーノンクール、ムーティ、アバド等、世界的指揮者と共演。2004年、コシュート賞を受賞。(ハンガリーの国民栄誉賞・文化勲章にあたる、芸術家に贈られる最も権威ある賞)
<ハンガリー国立歌劇場>
1884年のこけら落とし公演には皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が臨席。ハプスブルク帝国の二大王立劇場として、ウィーン国立歌劇場と並び称される。G.マーラーが音楽監督を務め、黄金時代を築いた。以後、カラヤン、ショルティなど巨匠達が指揮をとり、ドミンゴ、パヴァロッティも出演するなど、いつの時代も常に高水準の公演を続けている。