1937年に20世紀最大の舞踊家・バレエ振付師のひとりイーゴリ・モイセーエフ(1906-2007)により結成。民族舞踊の解釈と紹介を行う世界発のプロフェッショナル舞踊団。世界のバレエ史を変えたと言っても過言ではない。
バレエ団が第一の原則としているのは継承、そして伝統と新機軸の芸術的解釈。モイセーエフは初期の団員たちに、当時存在していたフォークロアの芸術的編集をするよう命じ、彼らは民俗学的調査のため各地に散った。団のレパートリーとして舞台用に新たな命を吹き込まれたフォークロアは、何世代にもわたって世界中の観客の中に残っている。