フィンランドで若手発掘で有名なヨエンスー音楽祭
クラウス・マケラ、タルモ・ペルトコスキもここから出てきた
この音楽祭で2023 年のヤング・アーティスト・オブ・ザ・イヤーに選ばれたミカエル・ロポネン
指揮者、さらにピアニストとしても将来を嘱望される大器の初来日公演
ジャン・シベリウス:5 つの小品「樹の組曲」
I. ピヒラヤ( ナナカマド)の花咲く時
II. 孤独な松の木
III. アスペン( ハコヤナギ)
IV. 白樺
V. 樅の木
マグヌス・リンドベルイ:ピアノ・ジュビリー nro 4 (2000)
セルゲイ・ラフマニノフ:前奏曲 Op. 32 より
No.2、5、10、12、13
モーリス・ラヴェル:鏡
I. 蛾
II. 悲しい鳥たち
III. 海原の小舟
IV. 道化師の朝の歌
V. 鐘の谷
公演詳細ページ
http://tinyurl.com/4tjyh6z6
ピアニストが指揮者となったのではない、指揮者がピアノで音楽を創りだすのだ。
この言葉に表されるように、形式にとらわれず、音楽を表現するためにロポネンが選んだのがピアニストと指揮者という道だった。
2003年フィンランド生まれの将来を有望視されている21歳。
2015 年から2022 年まで、フィンランドのユース・ピアノ・アカデミーでアンティ・ホッティとヘンリ・シーグフリードソンにピアノを学び、その後、マルク=アンドレ・アムラン、ニコライ・ルガンスキー、マッティ・ラエカリオ、ロバート・レヴィンのピアノマスタークラスに参加。
「タンペレ・ピアノ・コンクール」(2021)ではファイナリストに残り、2022 年の「リーヴィ・マデトーヤ・ピアノ・コンクール」で第 1 位、2023 年 5 月の「ハンス・フォン・ビューロー国際ピアノコンクール」ではピアノ弾き振り部門で第 3 位に入賞している。
指揮者としても才能を発揮し、2018 年からヨルマ・パヌラに指揮を学び、現在はシベリウス・アカデミーの指揮クラスでサカリ・オラモ教授のもと学んでいる。また、ヨハネス・シュレーフリ、ディーマ・スロボデニューク、アントニー・ヘルムスらのマスタークラスで指導を受けた。すでに国内外の多くのオーケストラを指揮し、高く評価されているほか、2023 年夏の「サヴォンリンナ・オペラ・フェスティバル」ではサカリ・オラモの副指揮者を務めた。
またロポネンは、今最も勢いのある指揮者として知られるクラウス・マケラやタルモ・ペルトコスキも受賞しているヨエンスー音楽祭 2023 の「ヤング・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」に輝いている。