ユンディ・リ(Yundi Li, 李雲迪)[1982年10月7日~]は、中国・重慶生まれのピアニスト。
2000年10月、ポーランド・ワルシャワで開催された第14回ショパン国際ピアノコンクールにて、 会場を埋めた聴衆のみならず世界の一流のピアニストで構成する審査員団をも魅了した。 その卓越した演奏により優勝を果し、最年少金賞受賞者となり、併せて「ポロネーズ賞」も受賞した。
70年にいたるショパン国際ピアノコンクールの歴史上、このような栄誉を獲得した最初の中国人となった。 ショパン・コンクール特別コメンテーターのジャン・ポピス氏は 「リはショパン音楽を理解する完成された且つ最も詩的なピアニストであり、稀な音楽的天分に恵まれ、 その演奏は最も優美な音と、最も完成された技術を示している」と述べている。 また他の評論家も彼を高く評価している。ショパン・コンクール優勝後も、ドイツで研鑽を積む。